キミは私のモルモット

「あんた、じゃなくて、美雪だから」

ニヤけそうになる顔を必死に耐えて、言い返した。

「美雪」

「なに?」

「こっち来いよ」

「もう帰るから」

私は、バッグを持ってタカ君に背を向けた。

「いいから来い」

「またね」

私は真っ赤になってる顔を隠すように、ドアに向かった。

と、思ったとたん、タカ君に後ろから抱きしめられた。