心電図のような恋だった。

『あっ…応援してますって笑 ありがとう笑』

『勇気出してコメントくれたのかな?』

似たコメントはいくつもあったし

わたしのコメントじゃないかもしれないけれど

視界に入ったかもしれないって嬉しさに

またきゅんっと心臓が跳ねた

『改めてね自己紹介でもしとこうかな?』

そういってキーボードをカタカタと打ち込む音と

緊張してるのかいつもの声色と違う。

『改めて、月音 海葵 (つきね あおい)って言います』

『ん〜… 22時半からASMRしてます笑』

少し言葉に悩みながら

やさしい声がひとつひとつ話してくれた。

『自己紹介なんて久しぶりにしちゃった笑』

あどけない笑い声で話すきみの声が好きを自覚させる

安心を覚えるために聞いてた声に

言い訳ばっかつけてたのに

好きなのかもって蓋してた気持ちを

揺らがすほどに愛おしい笑い声に

" 笑い声、好きです。"

思わず手が動いた。 好きだと伝えてしまった。