心電図のような恋だった。

きみの声を求めて22時半スマホの画面を暗くした。

いつも通り時間に オフライン の文字が消えて

オルゴール調のBGMがきみの声を呼ぶ合図

流れるコメントをぼーっと見つめながら

1分…

2分……

流れる時間はあっという間で

『こんばんは。今日も来てくれてありがとう笑』

そう笑いかける優しい声に

胸がきゅんと跳ねた。

" 会いたかったです。"

" だいすきです。"

コメント欄に広がる待ちわびてた人々に

共感しながら今日もひっそりと声を楽しんだ。

…

…

『今日は、いつもとテイストを変えてみようかな』

期待と不安が入り交じるコメント欄のなか

きみはまたやさしく言った

『最近ね閲覧増えたから知ってもらおうかなって笑』

『だから、まだコメントしたことない子もよければ』

そういってコメント欄が匿名になった。

いつもは名前が出ているから

キーボードに打つ文字に迷って閉じてしまうけれど

はじめてきみに送信した。

" いつもひっそり応援してます。 "

読まれるか分からない自分のコメントを追って

手をスクロールに走らせた。