続・あいあいがさ

「嫌だ」



あの相合傘をきっかけに私は才羽くんとよく話すようになって、今日みたいに学校が終わったら、一緒に帰るようにもなった。

だからこの言葉をまた聞く事になるなんて……1ミリも思わなかった。

どうして、私の日傘に入って帰るのが嫌なの?

今日、気温39度だよ? めちゃくちゃ暑いでしょ?



「久多さんと居ると…僕……体が…熱くなるんです……。なので…久多さんの日傘に入ったら……もっと熱くなって…体調悪くなったり」



私は左手に持っていたハンディファンを才羽くんに差し出す。



「これ貸すから、これで体を冷やして!
これじゃ…ダメかな?」



「……」

「ダメ…」

「ありがとう。
一緒に…帰ろう……」



…可愛い!!!

あと一つのハンディファン貸さないで良かった……。

私にも必要だもん。