ただいま照梨学園で、溺愛発生中です!

はぁ。めんどくさい。
 今日は、ハロウィンパーティーとやらに行く。
 それは昨日のことだ。
 俺がごろごろしていたら、扉が鳴った。
 うざがりながらドアを開けると、母親がいた。
 母親は学園長だから、何か用があったらこうして来るようにしているらしい。
 俺としては勘弁してくれ、という気持ちだ。
 しかも、ずっとニヤニヤしているから嫌な予感がした。
 その予感は当たっていた。
『明日、ハロウィンパーティーに行くわよ!知り合いから誘われたから!ほら、司も準備しなさい!』
 嘘だろ………
 最悪だ。
 元々、イベント事が嫌いだ。
 けど、今回はなんかすごいらしい。
 俺はそれだけで行くことにした。
 興味があるのには行く。
 だがそれが凶と出た。


 会場に着き、母親と話していると輝奈が来た。
「司先輩!」
これは、魔女、という仮装だろう。
 夜にすーぱーで仮装を買っていて、何かと思えばこれか。
 そして隣にいるのは?
「ん?ああ、輝奈か」
「は、はい!輝奈です!そしてこの子が友達の星ちゃんこと、星羅ちゃんです!」
 星羅………
 この時の俺は、輝奈の友達としか認識していなかった。


 そしてこれだ。
 母親と輝奈がどっかに行き、星羅という人物と二人きりになってしまったのだ。
 この光景は今まで嫌なくらい、感じてきた。
 はぁ。
 帰りたい。
「えっとー………あの!生徒会長!うちは、両剣家の長女、両剣 星羅です。私も司先輩って呼んでもいいですか?」
 それは………
「いいぞ」
 この答えしかない。
「えっとその………急にごめんなさい!一昨日くらいに好きになりました。好きです!だけど、付き合ってほしいとは思っていません。そばにられればいいのです。だから!この気持ちだけは伝えておこうと思って!少しずつでいいので、私のことも恋愛対象として見てくれませんか?」
 は………?
 これは告白だろう。
 なのになぜ、付き合えって言ってこないんだ?
 今までの奴はそういうのがたくさんいた。
 しかし、こいつはほかのやつとは違う。
 少しはこいつ………星羅のことを意識してもいいのか。
「好きになってくれてありがとう。だがまだ、恋愛としてみることができない。そのことについては謝る。本当にありがとう」
 お礼は言わないと。
 星羅の思っていることは大切にしまっておきたい。
「お礼を言われることはしていません。こちらこそ、ありがとうございました。そしてこれから、輝奈ちゃんをよろしくお願いします」
「ああ」
 輝奈のことは任せろ。
 星羅の大切な友達だもんな。
 これから改めてよろしくな………
 輝奈…・・!