「じゃあ、鍵を盗んだ人が?」
「それなら、わざわざ鍵を盗む必要がない」
「……あ」
零が立ち上がる。
「鍵を持っている人間が、扉を開けたんだ」
「じゃあ……」
「鍵を盗んだんじゃなくて」
零は鍵穴を見る。
「鍵を使って中に入ったあと、鍵だけ持っていった」
私は息を呑んだ。
「でも、何のために?」
「それを探す」
零はそう言った。
そのとき。
「月城くん!」
廊下の向こうから先生が走ってきた。
「ここにいたのか」
「先生」
「資料室の鍵のことで、少し話を聞きたいんだが……」
「何か分かりました?」
「昨日の放課後、資料室を最後に使ったのは生徒会の手伝いをしていた三年生らしい」
「三年生……」
「それなら、わざわざ鍵を盗む必要がない」
「……あ」
零が立ち上がる。
「鍵を持っている人間が、扉を開けたんだ」
「じゃあ……」
「鍵を盗んだんじゃなくて」
零は鍵穴を見る。
「鍵を使って中に入ったあと、鍵だけ持っていった」
私は息を呑んだ。
「でも、何のために?」
「それを探す」
零はそう言った。
そのとき。
「月城くん!」
廊下の向こうから先生が走ってきた。
「ここにいたのか」
「先生」
「資料室の鍵のことで、少し話を聞きたいんだが……」
「何か分かりました?」
「昨日の放課後、資料室を最後に使ったのは生徒会の手伝いをしていた三年生らしい」
「三年生……」
