最後の謎は君だった

「……待って」

「どうした?」

「昨日、私が借りた本」

 私はもう一度、『冬の窓辺』の貸出記録を見る。

 私の名前の下。

 その次に返却された本。

 そして――

「これ……」

 零が覗き込む。

 記録には、昨日の昼休みに返却された本のタイトルが並んでいる。

 その中に一冊だけ。