欲しがる妹に婚約者をあげたら、なぜかキレられました。これって私が悪いのでしょうか?

 その陰で、私が傷つかないとでも思っていたのかしら。
 いつもいつも納得しているって、どうやったら思えるのかしら。

 私には全然分からない。
 もう分からないわ……。

 どうすれば良かったのだろう。どうしていたら、私も同じように愛してもらえたのだろう。

 ずっとずっとミレイヌのようにワガママを言って、泣きわめいていたら良かったのかな。

 なんだか全部馬鹿みたい。
 ああ、本当に馬鹿みたいだ。

「分かりました。もう結構です」

 私はそれだけ言うと、両親の顔を見ることなく退出する。
 後ろで母がヒステリックに叫んでいたが、それすらどうでもよく感じていた。