私の彼氏と野球と私

「あ、そや。
加代、俺と拓也今日から入部なんやわ。
やで先に帰っとって。」


「うん、わかった。」



じゃ、拓也もなんだ。



拓也を見上げると、頷いた。



「じゃ、私も先帰るね。」


「俺も一緒に帰る!」



智君が言った途端、彼氏ズは目を剥いて言った。



「「絶対止めろ!」」



その後しばらく、智君が拗ねたのは言うまでもない。