私の彼氏と野球と私

「お前が稀紗を彼女なんて呼ぶと稀紗が穢れる!
それと絶対近づくな!」



でも、敢え無く拓也に沈められた。



「拓也!痛いって!
ていうかお前らホントに付き合ってんじゃないの?」



拓也の動きが一瞬止まる。


こういうところが素直なんだよねぇ…。



「ウッソ、マジ?!」



智君だけじゃなく、順平君も加代も目を丸くして私たちを見比べる。