私の彼氏と野球と私

「お疲れ。」



稀紗が俺の分の箸と皿を持って近づいてきた。



「うん。」


「結構難しいんだね。」


「まあな。」



縁側に座った稀紗の隣に俺も座る。



「お兄ちゃん、焼けたで。
お姉ちゃんも、ほら。
僕も焼けるようになったんやで。」


「偉いな。
今度からお前に焼き番は任せるよ。」


「うん!」