私の彼氏と野球と私


*拓也side*


炭を持って庭に戻ると、もうみんなスタンバイしていた。



「拓也、早く。」



母さんがマッチをシャカシャカいわせて急かした。



「はいはい。」



軍手をはいて、炭を移しながら適当にあしらう。