私の彼氏と野球と私

頭をガリガリ掻きながら、結局は立ち上がる。



「私も一緒に行く。」


「ん。」



久し振りに納屋に入る。


納屋にも思い出がたくさんあって。


数え切れないや。
(主に私の失敗話が。)



納屋に入るとパチンと電球をつけて拓也が私を振り返った。