私の彼氏と野球と私

言いつつ、私の隣に座り込む。



「だって。」



その先が続かない。



拓也も見越していたんだろう、あえて突っ込まなかった。



「お兄ちゃん。」


「何。」



少し面倒くさそうに拓也は振り返った。



「お母さんが納屋から炭出してきてって。」