「なんでそんな怒ってるの?」


「俺らまだ手を繋いだことないのに、寛明と繋いでたから。」


「そんな!
小さいときいっぱい繋いだじゃん。」



笑いながら言う私を拓也ジロッと睨んだ。



「今は関係が変わってるだろ。」


「はいはい。」


拓也は不満そうに私の手を繋いだ。