「いつ?」


「えっ?」



拓也は顔を赤らめて背けながら聞いた。



「いつデート出来るんだよ。」



私は嬉しくなって、手帳を取りに走った。



「えっと、来週の土曜日は?」


「わかった。
昼からなら行けるはず。」



やった!



私はギュッと拓也に抱きついた。



「うあっ!
稀紗?」


「拓也大好き!」