私の彼氏と野球と私

「ケチ。」



そんな私達を見て、加代は笑った。



「あんた達、仲良いのに、悪いね。」


「どういうことだ?」



一拍おいて、拓也が聞いた。



私もイマイチ意味が…。



「だから、ホントは仲良いのに、拓也は稀紗に冷たいね。」


「そうそう。
性格悪いのはしゃーないけどさぁ。
…とっ。」



最後の声は、拓也が投げた下敷きをかわしたからだ。



「怖いわ!
お前、なんでそう暴力的なんや。
ハッ、まさか、稀紗ちゃんに暴力ふるってるんちゃうやろな!?」


「ふざけんな!
俺はそこまで人でなしじゃねぇよ!」