「まぁ出来るだけ早く行くよ。」


「待ってる。」



拓也は少しはにかんで言った。



「今度はみんなでお泊まりしよう。
キャンプ行ったり。」


「うん、いいな。
勿論俺とお前が同じとこな。」


「…寛明と一緒に寝るもん。」



拓也は軽く私をこづいた。

…つもりなんだろうけど痛かった。







「んじゃまた行く。」



私はすぐに家に帰ってカバンに物を詰め始めた。