私の彼氏と野球と私

「聞いてたけど。」


「もういいや。」



拓也は呆れたように笑った。



「拓也。」


「あ?」


「カッコいいよ。」



拓也が私を見たのが気配でわかる。



「お前可愛い。」


「知ってる。」



拓也からの反応がない。



上を向いて拓也に言った。


「なんか反応してよぉ。」


「ソウデスネ。」


「恥ずかしい…。」