私の彼氏と野球と私

入江君には悪かったけど、私は拓也が好きなんだ。




私が出て行くと、拓也が待っていた。



「あ。」


「ケリつけた?」


「うん!」



言って、腕に抱き付く。



「うわっ、お前、人がいるのに。」



言いつつ、拓也も手を繋いだ。



「今度デートしよう。」


「火曜日の昼からは?」


「わかった。」



初デート!



「楽しみ。」


「俺も。」