私の彼氏と野球と私






「で、どうした?」



稀紗をベッドに座らせ、質問する。



しばらく稀紗は俯いたまま黙っていた。



俺は静かに待つ。



「今日、告白された。」


「え…。」



一瞬、周りの音が消えた。


「誰…に?」


「…………入江君。」


「は?!」



入江?!