私の彼氏と野球と私

「だってそうじゃん。」



入江君は顔を歪めた。



罪悪感が胸をよぎる。



「考えておいて?
俺ホントに浅野さんが好きだよ?」



私は返事をせず、部室を出た。



揺れてる。

しっかりしろ私。






家に帰る時間はなかったから、私は時間まで裏で時間を潰した。