私の彼氏と野球と私



「もう行くの?」


「うん、ストレッチしたり、順平とピッチングする。」



稀紗は寂しそうに眉を下げて言った。



「またね。」



寛明も大介も遊びに行っていないから、二人とも一気に恋人モードになっている。



「うん、また。」



手を振ろうとして、止めた。



代わりに稀紗の額に軽くキスをした。



「またな。」



恥ずかしくて顔を見れず、俺はそのまま玄関を出た。