私の彼氏と野球と私




ランニングの帰り、稀紗の家に行くと、揚げ物の匂いがしていた。



ガラッとドアを開けて入っていくと、台所から声がかかった。



ただいまと答えて、顔を覗かせると、寛明が手を振った。



「お兄ちゃん、お帰り。」


「ただいま。」


「早く食べよ。」



急かされて椅子に座る。