私の彼氏と野球と私

「もういいよ。」



私はいつまでも考え込んでいる拓也に声をかけた。



「そうか。
まあ寛明だし親に告げ口することはないだろう。」



拓也はニッと安心した笑みを浮かべて歩き出した。



本当に信頼関係が強いなぁ。



私も微笑んで拓也の後を追った。