「稀紗ちゃんと仲直りしたんだろ。」



チラッと稀紗を見ると、目が合った。



助けてというように顔を歪めた。



こっちこそ助けて欲しいよ…。



「なあ拓也!」


「煩い!」




それから数日、俺は文字通り順平に絡まれ続けた。