俺はただただ、祈るように雪流の手をギュッと握り名前を呼び続けた。 「雪流っ雪流…雪流雪流雪流………!?!!!」 「ん…………………………… かい、と? 」 「雪流!!?……ゆきる~~っ!」 雪流は睫毛をふるふるさせ、大きな銀灰色の瞳を開いた……… そして 「ただいま。 海兎。 」 俺の大好きな、可愛い顔で、微笑んだ…… 「雪流っおかえり! おかえり!雪流!! 」 雪流はあの日から、二年たって俺の前に帰ってきた。 神様は 俺たちを 見捨てていなかった。