君と僕との最後の一週間


文学部……それだけで何を差しているのか分かる。

ここら辺じゃ結構有名な大学だ。何が有名って、まずそのレベルの高さだ!

ちょっとやそっとじゃ入れない。かなり頭がよくないといけないのだ。
しかも、そこの大学は沢山の有名な博士や冒険家、科学者が生まれている。

だから、“そこに入る”と言う人事態あまりいない。口にするだけでも、かなりの自信とそれだけの頭が必要なのだ。

誰でも簡単に“ようし入るぞ”とは行かないと言うことである。

それをこの人は今サラッと言ってのけた。

「えっ……あの大学を目指してるんですか!!?」

勿論、僕は驚いた。

だって、失礼だがやっぱり軽そうに見えるのだ。本人も“こう見えて”と言っているし。

“あぁ自覚はしてるんだぁ”と新たな1面を見てしまって、僕は興味が湧いていた。

まだ逢って一日と言うのに。









思えばあの時から、すでに僕は惹かれていたのかもしれない。