好きっていったら、困りますか

先生が言ってる言葉は俺の耳には届かなかった。


いや、届いていたのかもしれない。でもそれが右から左に流れていった。


何を言っていたのか理解できない。


ただそれだけ、この光景を信じるわけにはいかなかったから。



「なんでこんなところで寝てんだよ・・・・・・!


部屋に戻ってこいよ!


さっきまで普通だったじゃないか


・・・・返事しろよ!」



一ノ瀬の体を揺さぶる。


体温を感じるのに少し冷たい。


怖い。


俺の呼吸も荒くなってくる。


なんで。


一ノ瀬は・・・・



死ぬのか?



「君!!!!」


先生に部屋を追い出された。



なんで。



なんで一ノ瀬は毎回、



苦しまなきゃいけないの・・・・・・



ゴホッ。ヒューヒューなんか息ができなくなってくる。


一ノ瀬に、また会いたいのに、


会って話したいのに、


俺はそのまま意識を手放してしまった。