浮き輪が膨らむよりも先に、俺の息は絶え絶えになっていた。 「海莉先輩がやってあげる!」 半分も入ってない浮き輪を見て、一ノ瀬は代わりにやってくれると言ってくれた。 俺が渡すと一ノ瀬は空気栓を開けて思いっきり息を吸った。 ん。 待って これって 「ちょっとまっ_______」 俺がそう言いかけた時にはもう手遅れだった。 俺がさっきまで口をつけていた空気栓に一ノ瀬の唇が重なる。