その笑顔が俺の心の底からいつまでも離れなかった。 「あ、じゃあさ俺のはなんでこの色にしたの?」 なんか理由あるのかなーと少し期待している。 「んーもちろん! えっと色の三元色を使ったのね。 何色に染まるかわかんなかったんだけど、 染まった色の中で最も華やかしく作ろうとって思って」 なんとなく、一ノ瀬に伝えたかったメッセージがわかった気がした。 「じゃいこっか」 お金を払って手作り体験屋さんから出た。 外の温度が部屋よりも低く、冷たい乾いた風が頬を撫でてくる。