端から端まで見えるところが全て綺麗なライトで装飾されていた。
「ねえみてサンタさん!」
「いると思ってんのか」
サンタのイルミネーションを見てる一ノ瀬が無邪気にはしゃいでいる。
「そういうことじゃない!」
「じゃあど言うこと?」
「もうクリスマス過ぎたのにまだいるんだよ」
「夢ねえな」
「サンタさんいないと思ってる優くんの方がないですー」
俺たちは当たり前だが、友達だ。だからか、こう言う場にいてもおかしな会話しかしない。
でもなんだか楽しい。
周りのカップルはクリスマスプレゼントありがとうとか、季節ぴったり会話をしていた。
その時、
人混みの奥にちらりと看板が見えた。
『限定巨大スペシャルチョコレートクレープ』
そこにはの文字が輝いていた。

