私はキミと仲良くなりたい


「ふふっ。漫才みたい」
「「漫才じゃない」」
その息ぴったりさが漫才なんだよー!
と言おうと思ったけど、きっと永遠にその話をしそうだからやめて、ほほえんだ。
他愛のない話をしながら、家に帰る道を歩く。
「あ、私ここからバス」
葉子ちゃんがバス停の前で立ち止まった。
「葉子ちゃんは、バス通学?」
「そう。ここから乗らないといけないから」
「そっか、葉子は引っ越したんだよね。そうだ!今度みんなで遊ぼうよ!」
若葉ちゃんが提案した。
「そうだね……え?」
遊ぶって、放課後⁉︎
え、私、遊んだことない……。
「私、放課後に、遊んだこと、ないかも」
「「え?」」
さすがの二人、息ぴったり!
……これ、今日何回思ったっけ。
じゃなくて!
「私、友達と、放課後とかに、遊んだこと、ないよ」