私はキミと仲良くなりたい

3.お人よし

「葉子!話が聞きたい!――どうして、前みたいに仲良くしてくれないの?」
さすがの若葉ちゃん。自分の意見をはっきり伝えてる!
私も続ける。
「葉子さん。私は若葉ちゃんと、葉子さんの、仲直りに協力したいです。どうして、仲良くするのが、幼稚だと思うのか、教えてください!」
すかさず詰め寄る。
これは、引いた人が負けだっ。
少しの沈黙の後。
「……昔から、若葉はそういう性格だよね。それがうざいって言ってんの。わからない?いい加減頭使ってよ」
「そう?頭は使って考えているよ。そういう性格っていうのも、何を指しているのかわからない」
「はぁ?ほんとに察せよ。そういう、直球に言う性格とか。仲良くしよう!っていういい子ちゃんとか!どうせ本当は私と仲良くしたいわけじゃないでしょう⁉」
「いい子ちゃんで何が悪い⁉いい子でいたいって思っちゃうの。みんなに嫌われたくないし!傷つけたくもないもん!」
二人はガンガン言い合っている。
でも、この二人には、こういう時間が必要な気がする。
口を挟まずに聞いていよう。
「そういうのがムカつくしうざいし嫌なの!もう話しかけないで!うわべだけの仲良しとか嫌だし!どうせ、本当に仲良くしたいとか思ってないでしょう⁉」