透明な恋を君に

すると神谷君はもう一冊の本のタイトルを見て、


『たんぽぽの○』という本の題名で著者はなんとか田恵子。


「へえ抒情的な本読むの好きなんだ?キャラクターがとっても人間味豊かで立体的に感じる奴だよね?」



「なんでそこまで詳しく言い当てるの……!?」


そもそも私の読んでる本に興味がいくだろうか。
疑問を抱く。


「なんでわたしのことよくみてるの……?」


神谷君は平然と、


「好きな人のことは、よく見ていたいから」と答える。


私は冗談だと思って笑ったけど、神谷君は本気っぽかった。