透明な恋を君に

「化学反応は、違う性質のものが出会って初めて


起こるんだ」


理久はそう言って私の手を握る。


「だから君と俺が出会えたことも、きっと偶然


じゃないよ」



甘い顔でいうからさ。



嬉しくなって笑みが零れる。



テンプレみたいだけど、澄み渡る静けさが



放課後の図書室の空気と似てた。