透明な恋を君に

大会後、神谷君はわたしを誰もいない化学室へ


呼び出す。遂には、「紬と初めて会った日のこと


覚えてる?緊張して誰とも話さなかった俺に気づいて


声かけてくれただろ……?紬が自分のことを地味


がってたことに苦しんでたんだ、俺。


俺にとって君は、誰にも見つからない存在


じゃない。世界で一番見つけたい人だよ」



と──。嬉しい。青春色で


美しいセリフを言ってくれる。神谷君のことを


信じ、告白を受け入れる。「私も嬉しいよっ」



神谷君は嬉しさのあまり、私を抱きしめた。


強く。私は神谷君の愛に溺れた。