透明な恋を君に

私紬は図書室で本を読んでいた。


すると周りの空気が変わったのと騒がしくなったので
そちらをみると、同い年の化学部の王子様だった。





神谷理久と書かれたノートが教室の神谷君の席に忘れていたので、渡せるように玄関の靴箱に手紙を書いておいた。"図書室 放課後 待ち合わせ ノート 忘れ物"
とだけ書いて。


忘れたノートをきっかけに私達は話す仲に。


「何の本読んでたの」


「元素記号」


「マイナーだね。もしかして僕のこと知りたかった
から?」


「えへへ……」


恥じらいながら、


「今恥ずかしいって思ってるでしょ?」


「え、何で分かったの……?」