『 …っハル?
なんでっ、早く離れたところに…!』
せめて、この冷え切ったこの手を温めてあげたい。
レオン様、ごめんなさい。
私は、負傷した騎士の手をかざした。
もう、大丈夫…ーという祈りを込めて。
その時…ー
淡い光が部屋中に広がっていく。
『 ……っこれは…治癒魔法…… 』
すると、負傷された騎士の傷がだんだん塞がり、
……ー身体中まで毒に侵されていた体は瞬く間に
消えていた。
「 ……っ 」
『 …ハルっ 』
魔法を使いすぎたのか、体力が…。
もう、フラフラでレオン様に支えてもらわないと
立ってられない状態に…。

