「それじゃあ、席替えするぞー」
六時間目。
担任が黒板にくじ引き用の番号を書き始めた。
「やった!」
「今度こそ窓際!」
「先生、俺また後ろがいい!」
教室が一気に騒がしくなる。
私も引いた紙を開いた。
「…12番」
黒板を見る。
12番の席はーー
教室の真ん中。
「まあ、普通か」
そう思って席を移動する。
そして。
「…え?」
隣の席を見た。
そこには。
「一ノ瀬…くん?」
「ん?」
爽やかな笑顔。
一ノ瀬蓮がいた。
「よろしく、白石さん」
「…よろしくお願いします」
心臓が、ドクンと鳴った。
いや。
落ち着け、私。
隣の席になっただけ。
それだけ。
そう思った直後。
「お、俺ここだ」
反対側の席にやってきたのはーー
「黒崎くん…?」
「…よろしく」
さらに前の席。
「え、俺ここじゃん!」
瀬戸陽向。
「白石、よろしくな!」
「う、うん…」
そして。
「…僕はここみたい」
九条玲央まで。
「……」
私は固まった。
なぜ。
どうして。
よりによって。
四大アイドルが、私の周りに集結しているの?
教室中から視線が突き刺さってくる。
「え…?」
「白石さんって、あの白石さん?」
「なんで四人とも…?」
「羨ましすぎる…」
「いや、あの席代わってほしい…」
私は思わず机に突っ伏した。
お願いだから。
誰か席替えをやり直して。
そう願った。
でも。
「白石さん」
「…はい?」
隣から一ノ瀬くんの声。
「これからよろしくね」
にこっ。
…眩しい。
「…よろしくお願いします」
私は小さく返事をした。
このときの私はまだ知らなかった。
この席替えが。
私の高校生活を、大きく変えることになるなんで。
そしてーー
学校中の女子が憧れる完璧な四人には。
誰にも知られてはいけない「秘密の顔」があることを。
六時間目。
担任が黒板にくじ引き用の番号を書き始めた。
「やった!」
「今度こそ窓際!」
「先生、俺また後ろがいい!」
教室が一気に騒がしくなる。
私も引いた紙を開いた。
「…12番」
黒板を見る。
12番の席はーー
教室の真ん中。
「まあ、普通か」
そう思って席を移動する。
そして。
「…え?」
隣の席を見た。
そこには。
「一ノ瀬…くん?」
「ん?」
爽やかな笑顔。
一ノ瀬蓮がいた。
「よろしく、白石さん」
「…よろしくお願いします」
心臓が、ドクンと鳴った。
いや。
落ち着け、私。
隣の席になっただけ。
それだけ。
そう思った直後。
「お、俺ここだ」
反対側の席にやってきたのはーー
「黒崎くん…?」
「…よろしく」
さらに前の席。
「え、俺ここじゃん!」
瀬戸陽向。
「白石、よろしくな!」
「う、うん…」
そして。
「…僕はここみたい」
九条玲央まで。
「……」
私は固まった。
なぜ。
どうして。
よりによって。
四大アイドルが、私の周りに集結しているの?
教室中から視線が突き刺さってくる。
「え…?」
「白石さんって、あの白石さん?」
「なんで四人とも…?」
「羨ましすぎる…」
「いや、あの席代わってほしい…」
私は思わず机に突っ伏した。
お願いだから。
誰か席替えをやり直して。
そう願った。
でも。
「白石さん」
「…はい?」
隣から一ノ瀬くんの声。
「これからよろしくね」
にこっ。
…眩しい。
「…よろしくお願いします」
私は小さく返事をした。
このときの私はまだ知らなかった。
この席替えが。
私の高校生活を、大きく変えることになるなんで。
そしてーー
学校中の女子が憧れる完璧な四人には。
誰にも知られてはいけない「秘密の顔」があることを。

