可愛げみせてよ。

「改めて聞くけど……俺のこと好き……?」




喉の奥に詰まった言葉。



なんとか吐き出す。



「……好きっ」



傘なんか無視して抱き合った。




真斗君の身体は凍え震えていた。




私の体温が伝わると、間近で見つめ合う。



上から降りかかる口付け──。雨が頭上を




忙しなく濡らしていく。真斗君も寒さから解放さ



れた後、傘を持って相合傘で帰った。初デート。



僕と君の物語。完