『君が死ぬ7日前、何度でも君に恋をする』



放課後。

授業が終わると、蒼空が鞄を肩にかけた。

「美月、帰ろ」

その言葉を聞いて、私は思わず蒼空の腕を掴んだ。

「待って!」

「え?」

「……今日、委員会ある?」

蒼空は少し考えてから答えた。

「今日はないよ」

「ほんと?」

「うん。なんで?」

私はほっと息を吐いた。

よかった。

今日は、一緒に帰れる。

「……一緒に帰りたかったから」

蒼空は一瞬驚いた顔をして、それから笑った。

「なにそれ。かわいいじゃん」

「うるさい!」

顔が熱くなる。

蒼空は私の頭をぽんと撫でた。

「帰ろっか」

「うん!」

昇降口を出ると、莉子と陸が校門のところにいた。

「ふたりとも、また明日ねー!」

莉子が手を振る。

「おう。またな!」

陸も笑っている。

私はふたりに手を振り返した。

明日も会える。

そう思えることが、こんなにも幸せだなんて。