『君が死ぬ7日前、何度でも君に恋をする』



「おはよー!」

学校に着くと、莉子が教室の前で手を振っていた。

「おはよう、莉子!」

「美月、今日ちょっと元気じゃない?」

「そう?」

「うん。なんか、いつもより蒼空くんにくっついてる」

「えっ!?」

思わず蒼空から離れる。

隣で蒼空が笑った。

「こいつ、朝からずっとこんな感じ」

「ちょっと、蒼空!」

「なに?」

「言わなくていい!」

莉子がくすくす笑う。

「相変わらず仲いいねえ」

その言葉に、胸が痛くなった。

相変わらず。

そうだ。

莉子にとっては、昨日も今日も何も変わっていない。

蒼空が亡くなったことも。

私が何度も彼を失ったことも。

誰も知らない。

「……美月?」

蒼空が私の顔を覗き込んだ。

「大丈夫?」

「うん!」

私は笑った。

今は、泣いちゃだめだ。

せっかく戻ってこられたんだから。

この時間を、無駄にしたくない。