「ほら、早く準備しろよ。置いてくぞ」 「待って!」 思わず大きな声が出た。 蒼空が振り返る。 「……一緒に行く」 「いや、いつも一緒に行ってるじゃん」 「今日からも絶対、一緒に行くの!」 「なにそれ」 蒼空は笑いながら、玄関で待っていてくれた。 私は急いで制服に着替え、鞄を持って家を飛び出した。 玄関の時計を見る。 七月十二日。 事故の七日前。 また、ここから始まる。