『君が死ぬ7日前、何度でも君に恋をする』



それが、最後だった。

あのとき、一緒にいればよかった。

委員会が終わるまで、待っていればよかった。

どうして、あんなにも簡単に帰ってしまったんだろう。

どうして、振り返らなかったんだろう。


もし、あのとき。


蒼空が呼び止めようとしていたことに、気づいていたら。

私は、帰らなかったのかな。

それとも。

何も変わらなかったのかな。



「……蒼空」



祭壇の前で、私は小さく呟いた。

もう一度だけでいい。

あの日の放課後に戻れたら。

今度こそ、君が委員会を終えるまで待っているのに。

君と一緒に、帰るのに。

それが、最後だった。

たったそれだけ。

たったそれだけの会話が、私たちの最後になってしまった。



「……ごめんね」



気づけば、涙がこぼれていた。



「蒼空、ごめん……」



止まらなかった。


何度拭っても、次から次へと溢れてくる。

ごめんね。