『君が死ぬ7日前、何度でも君に恋をする』


「美月!起きて!」

聞き慣れた声が、私の耳に届いた。

「遅刻するぞー!」

ゆっくりと目を開ける。

見慣れた天井。

カーテンの隙間から差し込む朝日。

そして、ベッドの横に立っている制服姿の男の子。

「……蒼空」

「なに?まだ寝ぼけてんの?」

朝比奈蒼空。

私の大好きな人。

そして、昨日、私を庇って死んだ人。

「……っ」

気づいた瞬間、涙が溢れそうになった。

慌てて顔を伏せる。

「え、ちょっと。どうした?」

蒼空が心配そうに顔を覗き込んできた。

「どっか痛い?」

「……ううん」

「ほんと?」

「うん。大丈夫」