『君が死ぬ7日前、何度でも君に恋をする』



家に帰ったのは、夜遅くだった。

腕の痛みも、身体の傷も、何も気にならなかった。

頭の中には、蒼空の最後の顔が何度も浮かんでくる。

私を庇った、あの瞬間。

どうして。
どうして蒼空なの。

蒼空にプレゼントした、腕時計。

蒼空がいつも大切にしてくれていたもの。

私は震える手で、蒼空の付けていた時計を持ち上げた。

これでもう一度戻りたい。

「……蒼空、ごめん。ごめんね」

時計を胸に抱きしめる。

涙が止まらなかった。

「会いたいよ……」

もう一度でいい。

今度こそ、守りたい。

「お願い……」

声がかすれる。

「蒼空に、会わせて……」