目を覚ましたとき、私は病院のベッドの上にいた。 白い天井。 消毒液の匂い。 私の腕には包帯が巻かれていた。 でもこんなことより、 「……蒼空?」 身体を起こそうとすると、全身に痛みが走った。 それでも、私はベッドから降りようとした。 「蒼空は!?」 病室の扉が開く。 そこには、蒼空のお母さんが立っていた。 泣き腫らした目。 震える唇。 その顔を見た瞬間、わかってしまった。