『君が死ぬ7日前、何度でも君に恋をする』



蒼空の手を握る。

さっきまで、私の手を握ってくれていた手。

「蒼空……お願い……」

声が震える。

涙が頬を伝った。

「私のこと、庇わなくてよかったのに……」

どうして。

どうして私なんかを。

どうして、蒼空が。

「……やだよ」

何度呼んでも、蒼空は目を開けなかった。
遠くから救急車のサイレンが聞こえてきた。
その音を聞きながら、私は蒼空の手を握りしめていた。

お願い。
お願いだから。
もう一度、笑ってよ。

いつもみたいに、私の名前を呼んでよ。

助けるつもりが、なんで助けられてるの私が。