返事はなかった。 私の身体は、地面に叩きつけられた。 痛い。 息ができない。 周りから、悲鳴が聞こえる。 誰かが叫んでいる。 「救急車!」 「大丈夫ですか!?」 だけど、私の耳には何も入ってこなかった。 ただ、目の前に倒れている蒼空だけを見ていた。 「蒼空……?」 震える手を伸ばす。 生暖かい赤い血が手にべっとりとまとわりついていた。 「ねえ、蒼空。起きてよ」 返事はない。 「ねえ、嘘でしょ?」